2009年06月30日

羊牧場

09北海道 112.jpg


北海道白糠の羊飼い、酒井伸吾さんの牧場に行った時の写真です。自分が羊達に溶け込んでいるようで、気に入っています。撮ってくれたのは、友人のヒロ子さん。彼女は、私が会いたかった、羊(愛称トトロちゃん)が、牧場の奥の方にいたのに、ずんずん近づいてきて、私の手にキスしてくれた、決定的瞬間をも写してくれました。感謝!

 

子供を沢山産み育てる。動物を沢山飼う。花を沢山咲かせる。そんな人生の豊かさに憧れる気持があります。ターシャ・テューダーさんに憧れるのも、そんな気持からでしょうか。

でも、それはもう、自分が選ばなかった人生なのです。私が選んだのは、ホームスパンという手仕事。何とか一人だけ息子を育て、両親を見送って、遅ればせながら自分の仕事に打ち込んでいる。それはそれで、幸せなことだと思います。

しかし、ここにきて私の人生に新しい展開がありました。酒井さんと知り合って、羊飼いという仕事を身近に感じられたこと。彼は動物(もちろん羊、豚、鶏、犬)を飼っていて、子供さんは四人!(いいな〜!)

人に想像力があるのは、なんて素敵なこと!東京文化圏というべき、ここあざみ野にいて、牧場の風を感じています。酒井さんが、現在進行形で羊を育てている。質問すれば答えが返ってくる。羊のぬくもりも、自分の手の平に残っている。アトリエには、酒井さんの育てた羊毛が、現に目の前に山積み。

自分が選ばなかった、そして選ばなくて惜しかったな、という気持の残る人生と、現実に選んだ人生がドッキングしていて、何とも幸せな気持になるのです。

羊飼いという果てしない労働。でも、彼がやっているのは単なる肉体労働ではなく、どんな羊を育てるのか、イメージを描くこと。それに沿って今日の仕事を決めていき、イメージを「表現」すること。・・・それって、意外でしたけど、私の仕事に似ていません?ホームスパンは手仕事ですけど、本当は、何を表現するかという、心の仕事。きっと、他の仕事をされている方も、「そうそう、私も同じ!」と言われるのではないでしょうか。そんな話を聞きたい。

 


posted by 吉家京子 at 21:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
吉家さま。

写真が載りましたね。
些細なミスなど気にせず積重ねているうちに、
綺麗になったいきますよ。
Posted by 島崎爽助 at 2009年07月01日 08:12
京子さま
メール、ありがとうございます。
このブログを拝見し、離れてしまった羊毛に、もう一度戻って織りたい、そんな気持ちになりました。『どんな羊を育てるのか、イメージを描くこと。それに沿って今日の仕事を決めていき、イメージを「表現」すること』という言葉は、私の場合は「羊」を「詩」に置き換えて考えるとしっくりしました。
私事のお知らせですが、
「第13回 TOKYOポエケットin江戸博」2009年7月12日(日)
に出展します。同人誌「さよんV」と詩集「ことばの温度差 こころの距離感」を持っていきます。
これからも、写真付きのブログ、楽しみにしています。
Posted by 全美恵 at 2009年07月05日 01:02
吉家さんのブログ
更新していたのを今日発見!

ひま研を愛していただき本当にありがとう!
これからも、幸せになれるフリースを生産していきますよ。

 そうそう。羊飼いは単なる肉体労働者ではなく、クリエイターなのだ!
 そう思っていただいているのが本当に嬉しいです。「羊をまるごとあなたのために」だからね。
Posted by ひま研 at 2009年07月09日 07:24
番組拝見して、どおりで京子さんの作品が、優しい雰囲気なのか分かりました。
自然の恩恵を受け、酒井さんのたゆまぬ努力により育ったひつじたちの毛だからこそ、ですね。
Posted by まちこ at 2010年01月10日 03:11
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