2009年09月05日

ピアニストさん

ピアニストさん.jpg

友人の まどかさんは、ピアニスト。私よりだいぶ若い友人だ。

まどかさんは、とっても忙しいと思うのに、必ず私の作品展に顔を出してくださる。

「ホームスパンの作品ができあがるまでに、沢山の工程を一つずつ積み重ねていくと思うと大変だな・・・」と感じるという。

私は、「何を言うの!」と思った。ピアニストさんこそ、小さな時から毎日毎日ピアノに向かい続けているのだし、一曲をステージで弾くために、どれほどの積み重ねが必要か!私は彼女に、ピアニストになること、ピアニストであり続けることの大変さを、分かりやすく(!)説明。彼女はしばし無言で考え込んでいた。

「あっ、今、気がついた。私はピアノをやってきたから、ホームスパンのことが分かるんだ。」

これはちょっと嬉しい発言だった。二人の心の中にしまっておいた、嬉しさ、辛さ、引きずって生きてきた現実の重さ、そんなものを入れた隠しドアが開いて、手が出てきて握手したような、そんな感じがしたのだ。

 

自分がやってきたこと、それ以上でもなく、以下でもなく、その分だけ人と繋がっていけるのかもしれない。

 


posted by 吉家京子 at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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