2010年02月08日

仔犬

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ずいぶん迷っていた。「もう年齢的に、新しい犬は飼えない。」という同年齢の友人。残された時間にできるだけの仕事をしたいのなら、犬はやめた方がいいとも思った。限りある体力、時間を、どう使うか?

 

家のすぐ近くにあるペットショップで12月のある日、私はその仔犬を見つけた。決定的な出会いという確信はなかったけれど、家に連れて帰ると、その子はどうしようもなく可愛かった。「私の子」だと思った。

名前は「ナツ」。息子が幼いころ読んできかせた「タロとナーちゃん」の絵本が心に残っていて、「ナーちゃん」と呼びたかったから。

予防接種も済んで、散歩を始めて十日たった。ナーちゃんと接していると、心に積もらせ過ぎたものが消えていって、気持ちが透明になっていく。胸に抱くと、確かな命を感じて愛しい。

 

朝の散歩では、エネルギーに満ち溢れているナーちゃんに影響されて、階段を駆け上がったり、ジョギングになったり。帰宅すると、少々疲れている。これから仕事なのにまずい!と思う。でも、きっと体が慣れてくるに違いない。(・・・と思う。)

 

私はこの子のためにも元気でいなければ、と心に誓う。

犬から得るものと、費やす時間、費用、失う自由、最後まで面倒がみられるだろうか?という不安。それを天秤にかけるのは難しいが、ナーちゃんは私に、「現役バリバリ、人生真っ只中」の感覚を持ってきてくれたような気がする。やはりナーちゃんの乗っかったお皿の方が重いよ。

   


posted by 吉家京子 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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